アネスト岩田はベンチュリーブース(VB-E形)をモデルチェンジし、新製品「VB-F形」として市場展開をスタートさせた。新ブースはメンテナンス性を改良すると同時に高いミスト捕集能力を有しており、塗装工場の効率化に寄与するとして提案を進めていく。

新設計の渦巻室は構成部品が簡単に着脱できるため清掃メンテナンス作業が大幅に軽減される。ミスト捕集高効率維持の生命線とも言える水位調整が容易に管理できるU字マノメーターを標準装備しており、オプションの自動給水装置を購入すれば水位の自動管理が可能となる。

スラッジの排出方向(前後左右)とメンテナンス扉の位置(前面、左右側面)をそれぞれ個別にレイアウトできるため、ユーザーの塗装工場への設置レイアウトの自由度を高くしている。

7月中旬からVB-15F(間口1,500mm、標準水量630L、風量110m3/min、価格160万円〈税別〉)、VB-20F(同2,000mm、840L、145m3/min、178万円)、VB-30F(同3,000mm、1,260L、215m3/min、216万円)の3機種を発売。10月には4機種を追加発売する予定にしている。