工業塗装専業者のトップ工業(埼玉県川越市、高橋正社長)は塗装ラインで使用するインデクサー(コンベア搬送時に製品吊り姿勢の向きを変える治具)とごみ受け皿を開発した。商社を通じて販売を開始する。

同社が開発したごみ受け皿は、ボルトなどでインデクサーに固定せず、はめ込み式にしたことで簡単に着脱が可能。取り外しの手間だけでなく、汚れやすいごみ受け皿だけを洗浄、剥離できるためしっかりとゴミを取り除くことができる。また、ゴミ付着の発生を防ぎ不良率低減につながる。

高橋社長は自社に最適なごみ受け皿がほしいという考えから、昨年の11月に製品化に向けたアプローチを開始。自社ラインで実施した実験では以前より掃除が楽になり、ゴミブツの付着も以前より低減したという。

「ハンガーの高さ調節など課題も残っているが、まずは開発品として展示会などで出展し、塗装専業者のニーズを探りたい」(高橋社長)と話す。