日本ペイントホールディングスのグループ会社で自動車用塗料を手掛ける日本ペイント・オートモーティブコーティングス(NPAC)は米州自動車用塗料事業の再編を1月1日付で完了した。また、欧州自動車用事業は7月初旬より新体制での運用を開始する予定。

同社では、1日に発足したNPACの新体制の下で、米州及び欧州の自動車用塗料事業の組織を再編することで、経営スピードの向上、ガバナンスの強化、アカウンタビリティ(責任体制)の明確化により株主価値最大化の実現を目指す。

米州の再編において①NB Coatings,Inc.に、NPA Coatings, Inc.とNippon Paint Automotive Americas, Inc.を統合し、社名をNippon Paint Automotive Americas, Inc.(NPAA)に変更する。②NB Coatings Canada,Inc. とNPA Coatings Canada,Inc.を統合し、社名をNPAA Canada,Inc.に変更する。また、NB COATINGS DE MEXICO SDERL DE CV.の社名をNippon Paint Automotive Americas de Mexico S. de R.L. de C.V.(NPAA MX)に変更する。

一方、欧州の再編では、日本ペイントホールディングスの100%子会社で自動車用塗料の開発、製造、販売を行うBOLLIG&KEMPER GMBH&CO. KGを有限会社化し、社名をNippon Paint Automotive Europe GmbH (新生NPAE)に変更するとともに、他の欧州法人もNIPPON PAINTの名称へ変更する。7月初旬より新生NPAE をNPAC欧州事業本社として運用を開始する予定としている。