「住宅の内装にペイントを広げる」(溝口一成社長)ことがミッション。塗装の普及を阻んでいる石膏ボード下地のデメリットを解消するためペイント下地壁紙「ワンダーペーパー」を独自に商品化、ハウスメーカーをペイントスペックに導くなど普及に貢献した。

次のステップは「壁をもっと遊ぶ」こと。ワンダーペーパーにアイアンシートを加工し、磁石がつく下地壁紙「ワンダーペーパーマグネット」として進化させた。ペイントによるカラーリングとマグネットアイテムを自在に着脱できる遊び心で『壁』の価値を変えた。

そして今回、「ワンダーペーパーマグネットを使う明確な理由」を引き出す画期的なアイテムの開発に成功した。マグネットの力でつく壁面家具「ワンダーシェルフ」だ(写真)。

磁石でつく棚(シェルフ)で、着脱や移動も自在、住んでいる人の思いのままに棚を設置できる。「簡単に着脱できるのに、よれない、ずれない、落ちないのがポイント」(特許出願中)。十分な耐加重があり、本なども余裕で置ける。「例えば、賃貸住宅の入居者にオプションで貸し出すなどの利用も面白い。入居者が喜ぶサービスで入居率が高まり、原状回復の必要もないので一挙両得」とアイデアを膨らませる。間もなく発売。