塗料ディーラーの安全塗料(東京都八王子市、社長・溝口一成氏)が開発、販売を始めたマグネットの力でつくる壁面家具「ワンダー・シェルフ」の採用が本格化してきた。大手家具店の村内ファニチャーや東急ハンズ・新宿店での店頭販売がスタート。部屋の壁面を利用して自由自在にシェルフ(棚)を設置できるユニークさが受けている。

「ワンダー・シェルフ」は磁石の力で壁面につくる棚で、着脱や移動が自由自在。住んでいる人の思いのままに棚を設置できるこれまでにない壁面家具だ。

使い方は、アイアンシート加工された貼ってはがせるペインテッド壁紙(ワンダーペーパーマグネット、色数6色、450mm角)を既存の壁に貼り、それをベースに「ワンダー・シェルフ」を設置する。

「ワンダー・シェルフ」は、物を乗せる棚板と、棚板を支持するサイドストッパーで構成。サイドストッパーの裏面のマグネットシートで壁面への付着性を確保し、そこに棚板を差し込んで棚を形づくる。「ワンダーペーパーマグネット上であれば、着脱や移動が自在で、好きなところに棚をつくることができる」(溝口氏)のがセールスポイント。マグネットシートなどの工夫により「簡単に着脱できるのに、重い物を乗せてもずり落ちない安定性を確保した新技術」(特許出願中)により、商品化を実現した。

同社は、独自の視点で塗料の内装需要の開拓にアプローチしている。住宅の内装で普及を阻んでいる石膏ボード下地のデメリットを解消する塗装用下地壁紙「ワンダーペーパー」を商品化し、続いてワンダーペーパーにアイアンシートを加工して磁石がつく下地壁紙「ワンダーペーパーマグネット」として進化。今回の「ワンダー・シェルフ」のラインアップにより、色とデザインと機能と実用性で『壁』そのものを楽しむ新たなインテリアスタイル提案につなげている。

ワンダー・シェルフの動画https://www.youtube.com/watch?v=HrRoK8_Xe0o&t=1s