カラーワークス(東京都千代田区、森一朗社長)は、イギリスのプレミアムペイント「FARROW&BALL」の新コレクションを発表した。今回は、F&B社がロンドン自然史博物館(NHM)と初めてコラボレーションした16色のカラーパレット「Color by Nature」を発表。自然界の色にインスパイアされた色をコレクションしているのが特徴で、自然の色を住まいに取り入れて楽しむ方法を伝えている。

このカラーパレットはNHMの収蔵品から、アブラハム・ヴェルナーのカラーガイド「Werner's Nomenclature of Colours」に影響を受けている。チャールズ・ダーウィンがビーグル号で世界中を航海した時に使ったカラーガイドとしても有名で、自然界にインスパイアされた色を掲載し、自然への敬意と祝福をも表すガイドブック。

今回F&B社が発表したカラーパレットには、アブラハム・ヴェルナーのカラーガイドに影響を受けた、「スノーホワイト」「オレンジカラーホワイト」「スキムミルクホワイト」「アッシュグレー」「ブロッコリブラウン」「ウルトラマリンブルー」「インペリアルパープル」「スコッチブルー」「エメラルドグリーン」「ベルディグリグリーン」「サップグリーン」「ダックグリーン」「ダッチオレンジ」「レイクレッド」「クリムゾンレッド」「ディープレディッシュブラウン」の16色をコレクション。

この中で、例えばチューリップやバラの赤にインスパイアされた「レイクレッド」は、人によっては赤にもピンクにも見える色。常にハッピーで活気に満ちた印象を与え、壁や木部、天井の他、食器棚の内側のような狭いスペースに使ってもピッタリといったように、住まいでの楽しみ方もガイド。16色すべてに自然界にある同色と住まいでの活用方法を案内している。

今回のコラボ企画についてNHMのマキシン・リスター氏は「住まいに自然そのものの美しさをもたらすことを奨励する素晴らしい機会に出会いました」とコメント。F&Bのプレミアム感がまた一段と高まった。

なお、このコレクションはF&Bの132色のカラーカードとは異なるラインとして発売されている。