日本ペイントホールディングスは、9月21日開催の取締役会において、2022年1月をめどに、今後新設する同社100%子会社に対し、同社がこれまで担ってきた上場機能及び純粋持株会社機能以外の機能を承継することの検討開始を決議した。

目的は、現在同社に属する国内本社機能の人事、財務などの間接部門を新会社に移管し、国内事業への支援を高度かつ効率化を図ることで、収益性向上につなげたいとの狙いがある。

10月初旬に分割準備会社を設立し、10月末に吸収分割に関する取締役会決議及び吸収分割契約を締結する予定。分割の効力発生期日は2022年1月を予定している。

なお同件に関し、同社広報担当者は「内部体制に限ったことで取引先などに影響を与えるものではない」とコメントした。