戸建て塗り替えを成長領域に据えるスズカファイン。4年前に投入した窯業系サイディングボード用多彩塗り替え工法「WBアートSi」を皮切りにデザイン、機能面において高付加価値化を狙った製品投入を積極化する。

特に目立つのが、フッ素樹脂塗料、無機塗料のラインアップ拡充。市場が高グレード塗料にシフトする中、人気を高めているフッ素、無機塗料で顧客ニーズの要求に応える狙い。

高耐候性ラジカルプロテクト改修システムとして展開する「ウォールバリアシリーズ」は、新たにカタログを刷新。1液弱溶剤タイプの「1液ワイドウォールF」(フッ素)、「1液ワイドウォール無機」に加え、弱溶剤2液タイプの「ワイドエポーレウォールF」を追加。更に水性2液タイプの「ウォールバリア水性無機2」「ウォールバリア水性F2」を揃え、品質、コスト、環境面に応じてラインアップする。

また屋根用高耐候性改修システムとして展開する「ルーフバリアシリーズ」でも弱溶剤2液、1液の無機、フッ素樹脂塗料を上市。外壁用水性艶消しシリーズ「ビーズコート」においてもラジカル制御形のフッ素、シリコーン、BIO(強力防カビ・防藻タイプ)を揃え、豊富な品揃えを武器としたワンストップサービスを実現する。

担当者は「市場が高級志向を進める中、存在感を高めていきたい」とコメント。業界自主管理の遮熱ラベリング制度も現時点で登録企業中トップの7ブランド、292色で認定を取得した。