日新インダストリーは作業環境に配慮した高機能高濃度亜鉛末塗料「ジンクプラスネオG」の販売を2月下旬から始めた。同時にバイク・自動車などのDIYユーザーや部分補修にも適した「ジンクプラスネオGミニ」も発売した。

インフラの長寿命化に向けて溶融亜鉛めっき鉄筋の採用が拡大しており、その補修用塗料にはエポキシ系で亜鉛含有率90%以上(日本建築学会)、同じく92%以上(土木学会)という基準が示されている。

「ジンクプラスネオG」は、この基準を上回る亜鉛含有率96%を実現し、環境対応と高性能を両立した次世代型高濃度亜鉛末塗料として開発された。

同品は従来の環境対応型ジンク塗料「ジンクプラスネオシリーズ」と同様に、特化則及び有機則に非該当の環境対応型として設計。高分子エポキシ樹脂を使用し、弱溶剤系塗料による上塗りが可能となっており、下塗り用途として防食性と付着性を両立している。更に300℃までの耐熱性を有し、3Hの高硬度で耐傷性に優れている。高温環境下での使用もできる。

日新インダストリーでは、鉄鋼材の防錆・下塗り、溶融亜鉛めっきの補修、溶融亜鉛めっき鉄筋の補修、作業環境の制限がある箇所での防錆塗装用として拡販を図っていく。

一方、「ジンクプラスネオGミニ」は個人での使用や部分補修に最適な0.25kg入りを用意。刷毛付きなのですぐに使用できる。