キャピタルペイントは今年、水性木材保護塗料として新たに「ログウッドカラー」を投入した。

木材保護塗料ではこれまで水性浸透タイプの「ワンダー水性1液型ウッドガード」を展開していたが、「造膜タイプのニーズが増えていた」(担当者)ことから製品開発に着手、製品化を実現した。

「ログウッドカラー」は水性アクリル樹脂を主成分とした造膜タイプの木材保護塗料で、樹脂分をリッチにしたことで光沢のある家具のような仕上がりが得られるのが特長。耐久性においても検査機関の試験で高い評価を得ており、高い撥水性、滑り止め性とともに破風や玄関ドアなど耐久性を要する用途への採用を訴求している。

同品の開発に際し担当者は「市場ではマット感のある落ち着いた仕上がり感が流行となっているが、ログハウスや遊具などの木造施設などでは光沢仕上げも根強い人気がある」と説明。3回塗りが標準仕様となるが、「着色剤とクリヤーを兼ね備えた屋外用カラークリヤーとしての評価を獲得していきたい」と仕上がり感で差別化を図る意向を示す。

常備色は14色。荷姿は0.87kg、3.5kg、15kgを揃える。

その他、難燃2級を取得した外部用高耐候性クリヤー「モーエンタフ」(溶剤型2液)がアセチル化木材を代表するアコヤ材に採用されるなど、機能性木部用塗料の開発も積極化。物件活動をメインに木工塗料メーカーの強みに磨きをかけている。