好川産業がユニークな商品を発売した。"パテの達人"の異名を持つ職人・HITOSHI PAINTMANさん監修によるパテベラ「マルヨシ パテキング」だ。塗装職人やクロス職人の間で著名な"パテの達人"が監修したパテベラだけに、「発売前から問い合わせが殺到しています」(同社担当者)とヒット商品への期待を高めている。

HITOSHI PAINTMANさんは、パテ作業の動画をYouTubeなどのSNSで発信。塗装職人やクロス職人から"パテの達人"と注目を集める人物で、パテ作業における同氏の理論とテクニックを参考にしている職人も多い。

好川産業が4月に発売した「マルヨシ パテキング」は、HITOSHI PAINTMANさんとコラボレーションし、そのアイデアや要望を反映させながら商品化したパテベラ。石膏ボード下地のジョイント処理など、塗装におけるパテ処理のしやすさを考慮して商品化されているのが特徴だ。

ポイントの1つが、少し斜めにかしいだ刃の角度。石膏ボードのタテ、ヨコ両方のジョイントに対してパテが打ちやすい絶妙の角度を突きとめ、軽い動作でパテ作業が行えるようにした。

また、刃を硬めのしなり具合に設計しているのもポイント。パテをしごく際の作業がスムーズで、パテをしごくことが多い塗装におけるパテ作業を考慮した。刃の先端のエッジ(カド)の角度も最適化し、耳切れよくパテが捌け、仕上がり品質も高める。左右どちらの利き手でも使用感は同じ、手が小さい人でも使いやすいサイズ感といった形状に加え、メタリックブルーの持ち手にするなどカッコよさも意識した。

全長は180mm、刃高は45mmで3寸から8寸までの6サイズを用意。姉妹品で、ひねるだけでテープをカットできる「ファイバーテープ切り」もラインアップした。