建築用塗料ディーラーのフジミ(本社・神奈川県小田原市、清元秀社長)は4月13日、本社に隣接した会場で展示即売会の「第29回フジミフェア」を開催した。神奈川県内各所を始め、東京、静岡の各拠点エリアから塗装ユーザーなどの顧客が来場。春の塗装シーズンのもと、多くの来場者で賑わった。

毎回、社内の実行委員会が中心になってつくり上げているフジミフェア。今回は、「笑顔のシェア!心躍る1日に」をフェアのスローガンにした。

清元秀社長はフジミフェアについて、「展示即売会ですから売上的な面ももちろんあるのですが、それよりも日頃からお世話になっている多くのお客様、ご協力いただいているメーカー各社さんとの良好な関係性を確認し合う場だと位置付けています。そして、大きなイベントを成し遂げる喜びや達成感を社内で共有できる面でも意義が大きい」と説明。笑顔をシェアするように互いの結びつきを確認し、社内外の一致団結感を高める場だと語った。

当日は、塗装店の経営者や職人など1,000名の塗装ユーザーが来場。塗料メーカーや塗装用具、関連資材、機材、副資材など出展メーカーやサプライヤーも54社を数えた。

小田原市内から駆け付けたという塗装店の経営者は、「この時期は新商品が多く出されるので情報収集に持ってこい。塗料メーカーの社員さんに直接話を聞けるので役立つ。特売品などお得感もあり、必ず顔を出すようにしている」とコメント。また、現場の合間に来たという作業着姿の来場者は、「我々職人は、基本的に道具が好きな人種なので、いろいろな道具を手にとれる展示会はやっぱり面白い。より効率的な道具の使い方なんかをメーカーの人に聞けるので役に立つ」と精力的にブースを回っていた。

一方、家族連れの来場者が多いのもフジミフェアの恒例の光景。キッチンカー9台が集結したグルメコーナーで多彩な料理を楽しんだ他、今回は、もう中学生さんらお笑いタレントをゲストに招き、特設ステージでパフォーマンス。出展各社が用意した賞品目当てのじゃんけん大会で盛り上げるなど、子供たちを巻き込んだ楽しいステージを展開、休日の1日を楽しんだ。