大阪ガスケミカルは1月下旬、低臭タイプ木材保護塗料「キシラデコールフォレステージ」のリニューアルを実施し、新製品として販売を開始した。

リニューアルの最大のポイントは臭いの少なさと速乾性の改善。低臭溶剤の採用により臭気は「キシラデコール」と比べて50%(臭気測定器)カットし、乾燥時間(25℃)は、「キシラデコール」が22.5時間に対し、5時間と大幅に短縮。「1日で2回塗り仕上げが可能となる」(担当者)と工期短縮に寄与する。

カラーバリエーションは従来の10色から18色に拡大。「キシラデコール」の16色を網羅した上で独自色として「ひのき」「べんがら」の新色2色を追加した。「ひのき」は温かみのある生地仕上げの風合いを演出。「べんがら」は、日本古来の落ち着いた風合いが得られ、古民家や店舗などでの採用を見込む。

同品は「キシラデコール」「キシラデコールコンゾラン」とともに日本建築学会材料規格「JASS18 M-307 木材保護塗料(カビ抵抗性を含む)」に合致。官公庁物件での採用拡大も期待する。