関西ペイントの子会社であるKansai Plascon Africaは、ザンビア共和国において防蚊塗料「Kansai Anti-Mosquito Paint」(カンサイ・アンチモスキート・ペイント)の上市発表会を行った。

同品の特長は、壁面に接触した蚊の神経系を麻痺させる「ノックダウン」機能。壁にとどまる能力や遠くに飛ぶ能力を低下させることで、蚊を媒介とするマラリアやその他の感染症を予防する。

ザンビア環境管理庁の認証を受けている同品は、同国政府が掲げる2021年マラリア撲滅目標推進のため、殺虫剤などのベクターコントロール(感染症媒介害虫駆除)の代替手法として使用される。

今回の上市を機に同社は、マラリア被害が大きく、恵まれない地域の託児所へ塗料を寄付する「Help Me Get To 5」キャンペーンを開始する。

同社の地域マーケティングマネージャー・Bridgette Mandava氏は「政府やNGO、民間セクターとの強固な協力関係を構築し、当キャンペーンが永続的・総合的な効果をもたらすよう推奨していく」とコメントした。