建築材料メーカーのタイセイ(本社・東京都新宿区、代表取締役社長・舘野聖二氏)が展開する、外壁塗装業者が住宅塗装で手軽かつ便利に使える補修塗料「フラッシュシール」の動きが活発化してきた。今年2月の発売から、同社の想定を上回る月100缶以上の売上を記録、更に急伸している。瓦屋根のひび割れや雨樋の破損などを簡便な塗装で防水補修できる点をPRしている。

同品はオーストラリアに本社のある、屋根や水道関連の副資材メーカー・DEKS(デックス)社製の補修塗料。耐候性や高い伸長率が特長のEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)を液状化した。

コンクリートや金属、スレート、瓦屋根のひび割れや亀裂に同品を直接塗布することで修復、防水機能を付与できる。容量は750ml/缶で、約0.5㎡(1.5mm厚)を塗装可能。約6時間で硬化乾燥し、カラーリングはグレー、ブラック、ブリックレッドの3色を揃える。

「当製品は1液のため、開封してすぐ塗れる手軽さで引き合いを強めています。導入事例の中には、現場調査の段階でサービスとして雨樋の割れを補修し、施主様からの信頼を得たユーザー様もいます」(担当者)とコメント。また、「屋根材や雨樋などの破損に対して交換以外の対応ができ、施工店様の選択の幅を広げる商材」と語る。

今後はハーフサイズや取り扱いに優れるチューブ型の使い切りタイプの導入も検討中。手軽に施工できる点を生かし、外壁塗装業に広めていきたい意向だ。
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