好川産業はミニスモールローラーの新たな専用フレーム「マッスル」を発売した。ミニスモールローラーの作業中に頻発していた"フレームの軸が折れる"という問題を、新たな独自技術によって解決した。建築塗装現場のソリューションツールとして市場への案内を始める。

軸が細いミニスモールローラーは、元々は隙間の塗装や通常のローラーでは入り込めない狭隘部の塗装用に開発され用いられてきた。フレームをしならせたり、軸を曲げてローラーの角度を変える場合もあることから細い軸が必要であった。

しかし近年、その利便性から入隅や小口など刷毛で塗装をしていた箇所をミニスモールローラーで納めるケースが多くなり、以前に比べて圧倒的にその使用量が増えた。それに伴って多発しているのが"フレームの根本が折れる"という問題だ。使用する箇所が多くなると通常のローラーのように力をいれてしまい、従来の細い軸ではフレーム折れが多発、職人を困らせていた。

新発売したミニスモールローラー専用フレームの「マッスル」は、細い金属製の軸の根本部分をハンドルと一体成型した樹脂で覆い、さながら筋肉(マッスル)のようにフレームを補強。軸を折れなくすることで、「通常のローラーのように平面をガシガシ塗装したい」という塗装職人の要望に応えた。また、「樹脂で補強しているため軽量で、リーズナブル」(担当者)な点もセールスポイントに挙げる。

サイズは1インチ用、2・3インチ兼用、4インチ用をラインアップ。同社のミニスモールローラー「MICROキューブ」及び「ウルフ」をはじめとしたミニスモールシリーズに対応。