「セブンウォール」は阪神淡路、東日本、そして昨年の熊本の大震災のたびにその評価を高めてきた定番製品だ。いずれの災害においても、同品を施工したタイル外壁で大きな落下がなかったことが評価の理由。競合品に比べ、「セブンウォール」の抜群の塗膜伸長性能が発揮された。

同品の新バージョンとして開発されたのが「セブンウォールシーラーレス」。「セブンウォール」の性能を保持しつつ、下塗り不要にした省工程システムで、外壁のひび割れを防水層でカバーし、雨水の浸入を防ぎ建物の長寿命化に寄与する。塗膜の高い伸び率により外壁タイルの落下防止にも役立つ。

外壁タイルは落下防止のため、10年に1度の打診検査が義務付けられ、メンテナンスする必要がある。このため保護材へのニーズも高まっている。

「セブンウォールシーラーレス」はこうしたニーズにピッタリの性能と施工性があるクリヤーといえる。20数年の実績と信頼性からじわじわとシェアを拡大中。「性能本位を求める顧客からの採用が多い」と担当者。厳しいコスト競争の中にあっても、高い性能で勝負することで、優位性を固めていくスタンスだ。

また、同品には低汚染の上塗りを組み合わせているため、長期間にわたり建物の美観を守る。オール水性の環境対応型。外壁防水規格(JIS A6021)の品質基準をクリア。そして高耐久性保護膜の形成により、建物のライフサイクルコストを低減する。