タクボエンジニアリングは新開発ホースレスガン（仮称）を搭載した自動式スワンロボット塗装システムを開発した。

スワンは、独自の回転塗装技術であるRの技術を継承した自立型塗装ロボット。ティーチングアシストとの連携により高度な塗装生産スタイルを実現する次世代型塗装システムとして開発され、発売以降も3Dシミュレーションをはじめとする簡単オフラインティーチングや遠隔操作、監視機能の付与など、完全自動化に向けて進化を続けている。

今回開発したホースレスガンもそうした進化を遂げたひとつ。スプレーガンと塗料タンクを一体化させることで、ホース内に残る残塗料や洗浄溶剤をカットするなど、塗装コストの低減を実現。また塗料もパウチ容器に充填し、塗料タンクからの水圧加圧制御により塗料を霧化。塗料消費の削減や産廃コストの低減に寄与する。

会期中は新開発ホースレスガンをスワンロボットに自動装着・脱着する交換システムを実演する他、スワンロボット用コスメティック塗装向けオプション装置、自動公転アタッチメント（仮称）とジグにワークを自動脱着する装置を実演する。